Development of Light Insulator formed with Wood Shavings and Foamable Phenol Resin (III) : Effects of various density and material ratio on moisture absorption and desorption of light insulator

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  • 木削片と発泡性フェノール樹脂を原料とした軽量体の開発(3) : 軽量体の吸放湿性能に及ぼす密度および原料の配合比の影響
  • モクサクヘン ト ハッポウセイ フェノール ジュシ オ ゲンリョウ ト シタ ケイリョウタイ ノ カイハツ 3 ケイリョウタイ ノ キュウホウ シツセイノウ ニ オヨボス ミツド オヨビ ゲンリョウ ノ ハイゴウヒ ノ エイキョウ

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木材切削片と発泡性フェノール樹脂を原料とした軽量体(以下軽量体と記す)の吸放湿性能を把握するため、成型後の密度(以下単に密度と記す)と原料の配合比を変えて作製した軽量体について、40℃、相対湿度75%および40℃、相対湿度90%における平衡時水分量とその平衡含水率を求めた。また、40℃で相対湿度を75%と90%の間で交互に変化させた場合の水分量の変化を求めた。その結果、軽量体の吸放湿性能は木材切削片の配合比が大きい条件ほど、また、密度が高い条件ほど向上する傾向が認められ、木材切削片の量によりほぼ決定された。密度による平衡含水率への影響は認められなかった。各種条件で作製された軽量体の平衡時水分量は両湿度条件ともスギ素材の約13%から34%の値、フェノール樹脂フォーム単体の約5倍から15倍の値を示した。乾湿繰り返しにおける軽量体の吸放湿の応答性能については24時間の水分変化量を測定した。この際、軽量体に配合された木材切削片と同じ重量のスギ素材の水分変化量を算出し、比較値とした。その結果、軽量体の吸放湿量は吸放湿過程とも、すべての条件において24時間を通じ、スギ素材の吸放湿量を上回った。特に、吸放湿の初期1時間においては、軽量体の吸放湿量は吸放湿ともすべての条件において、スギ素材の約2倍の値を示した。これらのことから、軽量体は初期の吸放湿性能に優れ、相対湿度の変化に対し、素早い反応を示すことが認められた。

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