中国産生鮮タマネギの日本向け輸出の周年化の実態とその仕組み : 対日生鮮タマネギ輸出業者の全国広域集荷システムを中心に

書誌事項

タイトル別名
  • Year-Round Exporting System of Chinese Fresh Onions to Japan : A Case Study of the Nationwide Collection System of Fresh Onion Exporter
  • チュウゴクサン セイセン タマネギ ノ ニホン ムケ ユシュツ ノ シュウネンカ ノ ジッタイ ト ソノ シクミ : タイニチ セイセン タマネギ ユシュツギョウシャ ノ ゼンコク コウイキ シュウカ システム オ チュウシン ニ

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説明

本稿では,中国産生鮮タマネギの対日輸出動向に着目し,日本向け輸出の周年化の実態とその仕組みを解明することを最大の課題とする。既存統計の分析及び中国海関総署と中国産生鮮タマネギの対日輸出業者への聞き取り調査により,中国産生鮮タマネギの日本向け輸出の周年化は既存の研究成果で言われた「産地間リレー」という方式ではなく,「輸出業者主導の全国広域集荷」という仕組みによって,促進されている。しかし,この全国広域集荷に関して,多くの費用が必要とされることから,大規模な輸出業者にしかできないと判断される。今後の中国産生鮮タマネギの日本向け輸出に関しては,いかにこれらの費用を削減するかが重要な課題となる。

収録刊行物

  • 農村研究

    農村研究 (116), 35-45, 2013-03

    東京 : 食料・農業・農村経済学会

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