岡山県の夏秋トマトにおける土壌病害の発生実態

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タイトル別名
  • Epidemiology of Soil Born Diseases on Summer and Fall Culture of Tomato in Okayama Prefecture.
  • オカヤマケン ノ ナツ シュウ トマト ニ オケル ドジョウ ビョウガイ ノ ハッセイ ジッタイ

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抄録

岡山県のトマト産地における土壌病害の種類やその年次変動について検討した。1.1984年に県内産地から採集した萎ちょう病菌のレース検定を行い,萎ちょう病のレースJ1とJ2,根腐萎ちょう病の発生を確認した。2.半身萎ちょう病菌については,1994年に旧川上郡内で分離した病原菌は,多くの抵抗性品種・台木を侵すことから,レース2と考えられた。3.1995年に‘影武者’台の‘桃太郎8’で褐色根腐病を夏秋トマトではじめて確認した。4.本県の産地や農家における土壌病害の発生は,用いた品種や土壌消毒,栽培方法により,大きく変動し,その変動に対応した対策技術の迅速な確立と普及は産地維持や農家経営に重要であった。

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