潜水観察からみた徳島県宍喰周辺海域におけるアイゴの分布および行動

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タイトル別名
  • Distribution and behavior of Siganus fuscescens surveyed by underwater observations around Shishikui in Tokushima Prefecture
  • センスイ カンサツ カラ ミタ トクシマケンジクク シュウヘン カイイキ ニ オケル アイゴ ノ ブンプ オヨビ コウドウ

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抄録

徳島県太平洋沿岸宍喰周辺の那佐,水床,大浦,中崎,赤葉島の各地先において,アイゴの出現を確認した。2011年8月から2012年12月に,潜水観察により,アイゴの全長,個体数および、出現場所を調査した。アイゴは水深1~13mまでの岩礁基質周辺に出現し,全長20cm前後までの中小型魚は10~50個体の群れで,全長30cm以上の成魚は単独あるいは数匹の群れで出現することが多かった。また,水床地先では,アイゴは外洋水が直接流入する透明度が高い場所に多く分布し,流動が弱く透明度が低い場所には出現が確認できなかったことから,これらの環境条件がアイゴの分布に影響を及ぼしていると考えられた。

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