ピーマン青枯病・疫病抵抗性育種における抵抗性評価と台木用品種の育成

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  • ピーマン アオガレビョウ ・ ヤクビョウ テイコウセイイクシュ ニ オケル テイコウセイ ヒョウカ ト ダイギ ヨウヒンシュ ノ イクセイ

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葯培養を利用して、青枯病抵抗性トウガラシ系統MZC-180及び疫病抵抗性系統AC2258を用いたピーマン抵抗性台木用品種を育成し、その評価を行った。1.用いた青枯病菌の分類に関して、biovarでは2-d菌株、台助菌株および宮崎菌株はbiovar3に、西諸県菌株および高知菌株はbiovar4に分類された。また、Phylotypeについては、全菌株ともPhylotype Iのアジア系統であると推定された。2.青枯病菌2-d菌株を用いた接種検定では、MZC-180および‘みやざき台木2号'、‘みやざき台木3号'は、供試したピーマンの栽培品種より顕著に強い抵抗性を有していることが認められた。3.発生場所の異なる青枯病菌株を用いた調査では、供試した5菌株とも発病に強弱の差はみられたが、すべての供試品種・系統において同様の発病の傾向を示した。4.ピーマン台木用品種である‘台助'との比較では、MZC-180および‘みやざき台木2号’、‘みやざき台木3号’はより強い青枯病抵抗性を示した。5.青枯病菌を用い、他のナス科植物との抵抗性の比較では、‘みやざき台木2号’は他のナス科植物と比較して強い抵抗性を示した。6.疫病を用いた接種検定では、‘みやざき台木1号’、‘みやざき台木3号’が強い抵抗性を持つことが認められた。

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