ネギの初夏どりハウス栽培における土壌の水分管理と効率的窒素施肥法

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  • Management of soil water and an effective nitrogen fertilization method in greenhouse culture of leek produced in early summer

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茨城県におけるネギの周年的安定生産を図るため,初夏どり作型のハウス栽培における土壌水分条件ならびに効率的な窒素施肥条件ついて検討した。1. ポット試験および過去の知見から考慮して,ネギ栽培における土壌水分管理目標を土壌pF値2.0~2.4に設定した。ほ場試験において,このような潅水処理および局所施肥法により,増収および品質向上が認められ,慣行露地栽培を上回る収量水準を確保できた。2. また,これらの処理により施肥窒素利用率は大幅に向上した。施肥窒素量の違いが収量・品質に及ぼす影響は認められず,施肥窒素量が少ないほど施肥窒素利用率は高まった。3. ネギの初夏どりハウス栽培では,潅水処理と局所施肥を組み合わせ,施肥窒素量は14kg・10a-1とすることが最も効率的であると考えられた。

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