棒受網漁船標本船日報からみた伊豆諸島海域におけるマイワシの漁獲実態

書誌事項

タイトル別名
  • Ecological characteristics of the Japanese sardine, Sardinops melanostictus, around the Izu Islands on the basis of stick-held dip net fishery
  • ボウ ウケアミ ギョセンヒョウ ホンセン ニッポウ カラ ミタ イズ ショトウ カイイキ ニ オケル マイワシ ノ ギョカク ジッタイ

この論文をさがす

抄録

マイワシ太平洋系群の伊豆諸島産卵群の分布や性状について,伊豆諸島海域で操業する棒受網漁船の標本船日報の解析と漁獲物の魚体測定から明らかにした。同海域のマイワシの主漁期は3~6月であり,魚体の成熟状況から見て産卵盛期から産卵後のマイワシを漁獲していると考えられた。漁場は黒潮A型時に伊豆諸島北部域に限られ,一方,C型時には南部の三宅島で最も頻度高く形成されたことから,その分布(漁場)は黒潮流型と関係すると考えられた。また,産卵群は大羽マイワシを主体に構成されており,性比は雌に偏っていた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ