新燃岳火山灰の摂取が黒毛和種繁殖雌牛に及ぼす影響

書誌事項

タイトル別名
  • The effects of feeding volcanic ash at Mt.Shinmoe-dake on the Japanese Black cattle
  • シンネンダケ カザンバイ ノ セッシュ ガ クロゲワシュ ハンショク メウシ ニ オヨボス エイキョウ

この論文をさがす

抄録

新燃岳火山灰の付着した飼料の摂取が、黒毛和種繁殖雌牛に及ぼす影響について調査した。火山灰1.0kg/日を2週間摂取させた火山灰短期給与と、火山灰0.5kg/日を6ヵ月間摂取させた火山灰長期給与を試験し、それぞれ次の成果が得られた。1 火山灰短期給与試験・供試牛3頭のうち1頭で、わずかな飼料摂取量の減少が確認されたが、体重については顕著な変化は認められなかった。・血液成分において、火山灰摂取後に1頭でMgの上昇が認められたものの、その他の項目については火山灰摂取前と顕著な変化は認められなかった。2 火山灰長期給与試験・火山灰を添加給与した火山灰給与区の1頭において、試験開始直後に飼料摂取量の減少が認められたものの、給与の経過に伴い、影響は緩和される傾向にあった。・火山灰給与区に体重の減少は認められず、ルーメン液pH、繁殖性については正常であった。・血液成分において、PとKが対照区と比較してやや高い値を示したが、正常値の範囲内であった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ