北海道北部沿岸域におけるなまこけた網の漁獲効率の推定

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タイトル別名
  • Catch efficiency of dredge netting for sea cucumber, Apostichopus armata, in northern Hokkaido
  • ホッカイドウ ホクブ エンガンイキ ニ オケル ナマ コケタ アミ ノ ギョカク コウリツ ノ スイテイ

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抄録

北海道北部沿岸域において,マナマコに対するなまこけた網の漁獲効率を推定した。漁船の操業日誌とGPSデータから面積密度法により,グリッド別に漁期初めと漁期終わりのCPUE(kg/m2)から資源量指数を求め,この差を漁期中の延べ漁獲量で除して漁獲効率を算出した。このグリッド別の漁獲効率のばらつきは,初期の資源量指数に対する漁獲量の割合が大きくなれば小さくなった。漁獲効率の分布図と海底地形の空間情報と重ね合わせて,回帰木により精度の高い漁獲効率を抽出した。漁獲効率は海底地形別で0.09~0.53,平均で0.29となった。本手法では,海底地形を考慮してなまこけた網の漁獲効率を推定することが可能である。

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