十勝川水系におけるサケ・サクラマスの産卵環境評価

書誌事項

タイトル別名
  • Evaluation of spawning habitat for chum and masu salmon in Tokachi River basin (Note)
  • 十勝川水系におけるサケ・サクラマスの産卵環境評価(資料)
  • トカチガワ スイケイ ニ オケル サケ ・ サクラマス ノ サンラン カンキョウ ヒョウカ(シリョウ)

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抄録

十勝川水系において,サケとサクラマスの産卵環境評価を行った。サケについては産卵域までの遡上環境は比較的良好な状態で維持されており,産卵に適した河床礫も広く分布していることから,十勝川水系内における自然再生産のポテンシャルは高いと推察された。サクラマスについては,遡上障害の解消が必要な区間が相当程度認められたが,産卵に適した礫も広く分布していること,また水系規模が非常に広大であることから,サケ同様に自然再生産のポテンシャルは高いと推察され,産卵遡上障害の解消が進めば個体群の増加が期待される。サケの産卵床内水温は産卵期群によって異なり,河床間隙中の水温特性には河道地形(砂礫堆)が影響していることが示唆された。

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