フキの花穂専用フキ新品種‘春音’

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タイトル別名
  • New Japanese butterbur cultivar 'Haruoto' for harvesting spike
  • フキ ノ カスイ センヨウ フキ シン ヒンシュ'シュンオン'

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抄録

山形県最上総合支庁産業経済部農業技術普及課産地研究室において,山菜類の品種では山形県の試験研究機関で初めてとなるフキの花穂専用フキ新品種‘春音’を育成した。‘春音’は山形県最上地域から収集した系統の中から,地下茎繁殖法により世代を更新させながら,形質が安定的に発現するまで選抜を繰り返して育成した品種である。‘春音’はピンポン玉小の球~卵型の花穂(フキノトウ)が多く着生し,苞葉が開きにくく,適度にしまり,赤色が少ない品種である。2010年4月に種苗法に基づき品種登録申請を行い,2010年8月に登録出願が公表され,2012年2月に品種登録された。2012年から,山形県の奨励品種に位置づけられている。

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