日本近海のカツオの卵巣について

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  • ニホン キンカイ ノ カツオ ノ ランソウ ニ ツイテ

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1951~1953年に日本近海で漁獲されたカツオの卵巣を調べた結果、次のような事が云える。1.薩南海区のカツオは南方水域のカツオと同程度に成熟し、産卵するものと思われる。2.薩南海区では卵巣の成熟程度・卵巣重量の変化から6月~8月頃に産卵すると考えられる。小笠原海区でも同様に産卵するらしい。3.東北海区では産卵するとは考えられない。4.薩南海区では卵巣重量は南北に於て差は認められないが、体長組成から考えて、29°N以北では殆んど産卵しないと考えられる。

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