長崎県の低利用森林資源(マテバシイ・スダジイ)を活用したシイタケ菌床栽培に向けて

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タイトル別名
  • Sawdust based cultivation of Lentinula edodes using unutilized forest resources
  • ナガサキケン ノ テイリヨウ シンリン シゲン(マテバシイ ・ スダジイ)オ カツヨウ シタ シイタケキンショウ サイバイ ニ ムケテ

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抄録

シイタケ菌床培地での長崎県の低利用森林資源であるマテバシイ・スダジイの活用の可能性を検討した。その結果,全おがこ重量に対し,低利用森林資源の細目おがこを20%混合した菌床は,コナラのみをおがことして使用している菌床と比較して,同等程度の子実体の発生重量を得た。また,品質も同等程度以上が示唆された。さらに,培養期間と発生期間は,既存の菌床と同等程度の培養期間と発生期間であった。これらのことは,長崎県内の低利用森林資源であるマテバシイ・スダジイの細目おがこは菌床栽培用のおがことして利用可能であることを示唆している。よって,マテバシイ・スダジイの混交林から採取した原木を厳密に仕分けする必要はないことを示唆している。

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