新しいナスの整枝法による作業環境および葉面への農薬付着量,作業者へのばく露の改善

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タイトル別名
  • Improved workability, pesticide adhesion to leaves and pesticide exposure to applicator by fork-shaped pruning in eggplant spraying operations
  • アタラシイ ナス ノ セイシホウ ニ ヨル サギョウ カンキョウ オヨビ ヨウメン エ ノ ノウヤク フチャクリョウ,サギョウシャ エ ノ バクロ ノ カイゼン

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抄録

露地夏秋ナス栽培において,誘引面と誘引面との間隔を0.4mにして垂直に主枝を誘引するとともに,栽培中期以降も放任状態にせず,かつ通路の空間を広くした音叉型整枝法(新整枝法)について,慣行のV字型整枝法と作業性,農薬付着量,ばく露を比較した。その結果,新整枝法は,作業の支障となる通路に突き出た茎葉数は極めて少なく,快適に作業をすることができた。また,葉裏での農薬付着量はV字型整枝法よりも多く,農薬が到達しにくい部位が少ないため,農薬による病害虫防除面で有利であった。さらに,新整枝法では,作業者のばく露はV字型整枝法に比較して著しく少なかった。収量はV字型整枝法とほぼ同等であった。

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