菌床シイタケの安定生産に関する研究

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  • キンショウ シイタケ ノ アンテイ セイサン ニ カンスル ケンキュウ

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説明

シイタケ栽培は原木栽培に比べて,労働力の軽減,収穫期間の短縮,増収が見込めることから,現在では木粉を利用した菌床栽培が主流となっている。ところが,1990年代初頭から輸入シイタケによる価格下落が問題となり,国内のシイタケ生産者は,安価な輸入シイタケに対抗するために,高品質なシイタケの安定栽培を求めるようになった。そこで,このようなニーズに応えるために,菌床シイタケの安定生産に関する研究を行った。多くの生産者は,空調設備を保有せず,自然温度を利用した栽培を行っており,それに対処するために,培養温度,培養袋,培地への水分供給といった栽培条件について分析を行った。その結果,培養前期と発生操作前に温度の上昇防止策が必要,通気性の高い培養袋の使用,水分供給のための培地の浸水時間は培養終了時点の含水率が目安という栽培条件が明らかとなった。

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