国東市国見町地先の小型定置網で漁獲されたスズキ成魚の性比

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  • Sex ratio of the adult Japanese seabass Lateolabrax japonicus caught by small set-nets off Kunimi-machi, Kunisaki City

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抄録

国東市国見町地先におけるスズキ成魚の性比を明らかにするために、1995年8月~1996年8月に実施された小型定置網調査のデータを再整理した。1 全長が352mmを超える成魚の雄率は40.6%であった。2 全長が700mmを超える個体のうち雄は1個体のみで、それ以外の36個体は雌であった。3 全長が700mmを超える雌は産卵期(12~1月)にまとまって漁獲された。4 産卵期以外の月の性比に顕著な偏りはみられなかったが、産卵期に大型の雌が多く出現したことにより、調査期間全体の集計ではやや雌に偏った性比(雄率40.6%)となった。5 スズキの回遊行動に性による違いがある可能性が示唆された。

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