イカ墨からの色素精製とその特性

書誌事項

タイトル別名
  • Purification and characterization of the pigments from a squid ink

この論文をさがす

抄録

イカの内蔵に付帯するイカ墨袋の墨汁から、酵素と限外ろ過を使用して、粒子径100nm,10nm,1nmの、各オーダーサイズ別に分散したメラニン色素を精製するプロセスの開発を行った。また、開発したプロセスでコウイカとアカイカの墨から精製した色素について、粒径分布、色合い、紫外線吸収の評価を行った。その結果、コウイカのイカ墨から精製した100nmオーダーの色素は、市販の顔料系インクジェッ卜用黒色インクと粒度分布及び色合いともほぼ同等の特性を示した。さらに、ESR分析による市販の合成メラニン色素と純度の比較を行い、純度としても遜色がないことが示唆された。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ