外気導入型細霧冷房が夏季ハウス内環境およびミニトマトの生育・収量に及ぼす影響

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  • ガイキ ドウニュウガタサイム レイボウ ガ カキ ハウス ナイ カンキョウ オヨビ ミニトマト ノ セイイク ・ シュウリョウ ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

細霧冷房効果を高めるための換気装置と換気装置を併用した細霧冷房がハウス内環境およびミニトマトの生育・収量に及ぼす影響を明らかにした。1. 細霧冷房の冷房効果は,ハウス内の高温の空気を外部に排出する排出型換気扇と気温が低く乾燥した外気をハウス内に導入する外気導入型ファンと併用した時に最も高くなった。2. 外気導入型細霧冷房では,噴霧と停止の制御を外気の湿度による可変とすることで,晴天日日中のハウス内温度を最大8℃低下,ハウス内湿度を設定湿度の約60%で維持することができた。3. 外気導入型細霧冷房を設置したハウスのミニトマトは,茎葉の伸長が促進され,着果数が増加,一果重が増加して増収した。増収効果は,収穫中期以降で高温にさらされる半促成作型で,より高いことが示唆された。また,細霧噴霧による糖度への影響は認められなかった。裂果や尻腐れ果の発生は極小発生であり外気導入型細霧冷房の影響は明らかでなかった。

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