紋別市小向地区および一本松地区海成段丘の土層構成と成因 : 旧北海道農業試験場重粘地研究室付近の土壌

書誌事項

タイトル別名
  • Origin and composition of the soil in marine terraces in Komukai and Ipponmatsu areas in Monbetsu City : Soil around the former heavy clay soil laboratory of Hokkaido National Agricultural Experiment Station
  • 紋別市小向地区および一本松地区海成段丘の上層構成と成因 : 旧北海道農業試験場重粘地研究室付近の土壌
  • モンベツシ ショウコウ チク オヨビ イッポンマツ チク カイセイ ダンキュウ ノ ジョウソウ コウセイ ト セイイン : キュウ ホッカイドウ ノウギョウ シケンジョウジュウネンチ ケンキュウシツフキン ノ ドジョウ

この論文をさがす

説明

紋別市一本松地区や小向地区の土壌断面調査やボーリング調査,堆積物の粒径や化学的性質の分析を基に,海成段丘の土層構造や堆積状況を推測した。一本松地区は下から海底での堆積物,藻別川の礫からなるデルタ堆積物,砂質層と粘土質層の反復で構成されていた。小向地区は粘土質層と砂質層の反復だけであった。重粘土とも呼ばれる粘質土は氷期の広域風成塵由来の土壌で,砂質土は粒径組成より間氷期の海進時に海底から河口付近で堆積した。なお,オホーツク海中部沿岸地域には堆積年代を特定するための火山灰が分布せず,堆積年代の推定は困難である。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ