ダイズ作ほ場における帰化アサガオ類の効果的な除草体系

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  • Effective weeding system based on inter-ridge herbicide spraying of naturalized morning glories in soybean fields
  • ダイズサク ホジョウ ニ オケル キカ アサガオルイ ノ コウカテキ ナ ジョソウ タイケイ

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抄録

ダイズ作ほ場で帰化アサガオ類(以下、アサガオ類)が激発した場合でも安定した除草効果を発揮できる除草法の開発を目的として、非選択性除草剤であるグルホシネート液剤の畦間株間処理(以下、畦間処理)を基軸とした除草体系について検討した。結果は以下のとおりであった。1 グルホシネート液剤の畦間処理のみでは、アサガオ類の発生量が多い試験区において除草効果が低かった。2 畦間処理の前処理としてベンタゾン液剤の全面散布を実施した全ての試験区では、アサガオ類の生育が抑制され、畦間処理時のアサガオ類被覆率が10%以下と低く、アサガオ類の発生が多いほ場でも畦間処理の除草効果が高かった。3 中耕培土と畦間処理の組み合わせでは、畦間処理までアサガオ類の生育を抑制できず、除草効果が安定しなかった。4 ベンタゾン散布と畦間処理を組合せてアサガオ類を体系防除した試験区では、ダイズ成熟期におけるアサガオ類残草量が少なく、アサガオ類の蔓と種子の量も少なくなった。

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