日本海南西海域で採集されたスジオヒロハシャコ

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タイトル別名
  • A rare mantis shrimp, Faughnia formosae collected from south-western Sea of Japan
  • ニホンカイ ナンセイ カイイキ デ サイシュウ サレタ スジオヒロハシャコ

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抄録

2014年6月17日に日本海南西海域においてスジオヒロハシャコ2個体が採集されたのでその概要を報告する。本種の本邦での採集例は2例目であり,最北での分布事例となる。本種の特徴は,各節背面の前縁と両縁部は白色,正中線を中心に長方形様の橙色の模様を呈する色彩パターン,尾節の中央隆起線を中心とした5対の隆起線である。採集個体は,全長111.4~126.9mmの雄の2個体であった。本種は南方海域に分布主群があると考えられるが,シャコ類は浮遊幼生期を持っていることから,対馬暖流の影響により南方から日本海に移入され,その幼生が着底し,生残したものと考えられた。

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