大型水槽を用いたコウライアカシタビラメの種苗生産試験

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タイトル別名
  • Mass juvenile production of threeline tonguefish Cynoglossus abbreviatus in a large culture tank
  • オオガタ スイソウ オ モチイタ コウライアカシタビラメ ノ シュビョウ セイサン シケン

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抄録

40m3大型水槽を用いたコウライアカシタビラメ人工種苗の量産試験を実施し,45日間の飼育で平均全長22.8mmの稚魚7.7万尾を得た。仔魚期の発育ステージDにおける浮上死やE及びF~Hでの沈降死による減耗が顕著で生残率は約10%と低かったが,ワムシとアルテミア幼生主体の餌料系列など他の海産魚類と同様の方法で飼育可能と分かり,量産の見通しを得た。稚魚期の飼育では,生物餌料から配合飼料への切り替えが容易ではないこと,さらに他の異体類と同様に頭部周辺や体色等に形態異常を発現する可能性があることなど,今後の課題と技術開発の方向性を確認した。

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