キンギョソウとトルコギキョウの開花に及ぼす赤色光または遠赤色光と赤色光/遠赤色光比の影響

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of red or far-red light and red/far-red ratio on the flowering of Antirrhinum majus and Eustoma grandiflorum plants
  • キンギョソウ ト トルコギキョウ ノ カイカ ニ オヨボス セキショクコウ マタワ エンセキショクコウ ト セキショクコウ エンセキショクコウヒ ノ エイキョウ

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抄録

日中に太陽光の赤色光と遠赤色光の比(R/FR比)を変えるフィルムと,夜間に赤色光や遠赤色光を照射する電球形蛍光ランプを用いて,キンギョソウとトルコギキョウの開花を調べた。その結果,キンギョソウとトルコギキョウのいずれも,昼間に太陽光の赤色光の透過を抑制するフィルムで被覆した場合には対照区との違いが見られず,遠赤色光の透過を抑制するフィルムで被覆した場合には開花までの日数が長くなる傾向が見られた。一方,夜間に赤色光または遠赤色光を照射した場合には,開花時期の日長が短い作型において開花までの日数が短くなった。この結果から,開花促進を主目的として栽培を行う場合には,昼間のフィルム被覆処理は必要なく,夜間に光を照射することで十分に効果が得られることが示された。その効果は,赤色光よりも遠赤色光で大きいことが示された。

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