夏秋どりイチゴ栽培における培養苗の育苗方法

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タイトル別名
  • Raising method of strawberry tissue culture plantlet in summer and autumn culture
  • ナツ アキドリ イチゴ サイバイ ニ オケル バイヨウ ナエ ノ イクビョウ ホウホウ

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抄録

四季成り性イチゴの培養幼苗(葉数2枚程度でカルスまたは幼根が発根している長さ1cm以上の苗)から128穴セル成型苗を作る場合,培養瓶(500ml)1本から260~450本程度の苗の生産が可能で,仮植した苗が2次育苗開始の目安となる本葉4~5枚の苗となるまでは,およそ60~80日間育苗する必要がある。また,128穴セル成型苗を購入した場合と比べておよそ50%コスト削減が可能である。夏秋どりイチゴ栽培で,購入した128穴セル成型苗を生産株として使用する場合には,育苗容器は培地容量の少ない24穴または35穴のセルトレイが利用可能であり,鉢上げ時期は「デコルージュ」では定植の前年秋,「サマードロップ」では定植年の3月に行うことで,ランナー苗とほぼ同程度の収量を得ることができる。

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