宮城県平地農業地域におけるクラウン冷却技術を活用した四季成り性イチゴの夏秋どり栽培

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タイトル別名
  • Everbearing strawberry production treated with crown cooling during summer to autumn season in the plain of Miyagi Prefecture
  • ミヤギケン ヘイチ ノウギョウ チイキ ニ オケル クラウン レイキャク ギジュツ オ カツヨウ シタ シキ ナリ セイ イチゴ ノ ナツ アキドリ サイバイ

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抄録

宮城県における四季成り性イチゴの夏秋どり栽培は主に冷涼な山間・中間農業地域で行われており,夏季高温となる平地農業地域においては品質と収量が著しく低下する。宮城県平地農業地域に位置する宮城県農業・園芸総合研究所でイチゴのクラウン冷却技術を活用した四季成り性イチゴの夏秋どり栽培試験を行ったところ,高温条件下においてもクラウン冷却により「すずあかね」等多くの品種で花房出蕾数が増加したことに加え,不受精果や小玉果の発生が抑制され,商品果収量が顕著に向上した。試験に供試した品種のなかでは「すずあかね」が最も収量性に優れ,クラウン冷却による十分な増収効果も得られたことから,同品種を用いたクラウン冷却技術を導入することで,宮城県平地農業地域においても四季成り性イチゴの夏秋どり栽培を行える可能性が示唆された。

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