イチゴ促成栽培におけるミスト噴霧とCO2長時間施用が生育・収量に及ぼす影響

書誌事項

タイトル別名
  • Effect of mist spray and long-time CO2 enrichment on growth and yield of strawberry in forcing culture
  • イチゴ ソクセイ サイバイ ニ オケル ミスト フンム ト CO ₂ チョウジカンシヨウ ガ セイイク ・ シュウリョウ ニ オヨボス エイキョウ

この論文をさがす

抄録

ミスト噴霧およびCO2長時間施用がイチゴの生育および収量に及ぼす影響を調査した。1 ミスト噴霧の効果について、ハウスサイドを開放する秋期及び春期には、ミストによりハウス内気温が低下するとともに相対湿度が高く維持された。厳寒期については、ミストを噴霧しなくてもハウス内の相対湿度は高く維持され、効果は小さいと思われた。2 ミスト噴霧により施設内気温を低下させて換気を抑制し、CO2施用時間を延長することが可能か検討した。ハウス閉鎖時のミスト噴霧による施設内気温の低下はわずかであり、ミスト噴霧によりCO2施用時間を大幅に延長することは難しいと思われた。3 日中のCO2濃度を700~1000ppm(ただし換気温度付近では400ppm)とするCO2長時間施用と高めの培養液の給液により、「とちおとめ」ではCO2無施用に対して39~45%、早朝のみの慣行施用に対して21~26%収量が増加した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ