タカアシガニの幼生飼育に関する研究(9) : ゾエア期幼生の摂餌におよぼす餌料密度,水温の影響

書誌事項

タイトル別名
  • Studies on the larval rearing of the giant spider crab, Macrocheira kaempferi - IX : Effects of prey density and temperature on feeding
  • タカアシガニ ノ ヨウセイ シイク ニ カンスル ケンキュウ(9)ゾエアキヨウセイ ノ セツジ ニ オヨボス ジリョウ ミツド,スイオン ノ エイキョウ

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抄録

タカアシガニゾエア期幼生の摂餌におよぼすアルテミアの餌料密度と水温の影響について室内実験により調べた。ゾエアII期幼生の日間摂餌数はゾエアI期幼生よりも多く、成長に従い日間摂餌数が2~3倍に増加した。ゾエア幼生の日間摂餌数は,6~18℃の範囲内で水温の上昇に伴い増加した。餌料密度が,2~4個体/mLまででは,密度の増加に伴い幼生の日間摂餌数は増加したが,それ以上では増加しなかった。タカアシガニ幼生を飼育する場合,特に餌料密度は2~4個体/mLに維持することが好ましいと判断された。

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