乳成分等の低減を可能にする飼料用米を用いた離乳子豚用飼料の開発

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タイトル別名
  • Development of weaned pig feed using feed rice to allow the reduction of milk components
  • ニュウセイブン トウ ノ テイゲン オ カノウ ニ スル シリョウ ヨウマイ オ モチイタ リニュウ コブタヨウ シリョウ ノ カイハツ

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抄録

乳成分を低減した離乳子豚用飼料に適する飼料用米の配合割合を明らかにするため、脱脂粉乳の配合割合を10%に低減した離乳子豚用飼料において飼料用米の配合割合を10%、30%および50%とした飼料を3~6週齢の離乳子豚に給与し、飼養成績、下痢発生回数、乾物消化率および経済性について調査した。1 体重および平均日増体量は、米配合割合30%、50%、10%の順に優れる傾向が見られたが、試験区間で有意差は認められなかった。2 飼料要求率は、米配合割合30%および50%において低値を示したが、試験区間で有意差は認められなかった。3 消化率は、米配合割合50%が10%に対して有意に高い値を示した(有意水準5%)。4 以上のことから、米を30%以上配合すると飼養成績が優れる傾向がみられ、乾物消化率の結果から米をより多く配合した方が給与効果が大きくなることが推察された。経済性については、飼料用米価格がトウモロコシ価格より低い場合はトウモロコシを飼料用米で全量代替し、高い場合は飼料用米で30%代替することが有利と考えられた。

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