複合獣種対応型被害防護柵の開発

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タイトル別名
  • Development of protective fences to prevent agricultural damage caused by complex wildlife species
  • フクゴウ ジュウシュ タイオウガタ ヒガイ ボウゴ サク ノ カイハツ

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県内で増加している農林産物への野生鳥獣による複合獣種被害に対応できる被害防護柵の開発及び電気柵の管理作業の省力化を検討した。イノシシ被害が主要な地域で鉄柵やワイヤメッシュ柵を設置後にサルが侵入を始めるようになった場合、ワイヤメッシュ柵の上部に電線を1段追加する方式は設置時間や資材費を低減しつつサルの侵入防止効果も有効であった。シカ用テキサスゲートの路面を構成するグレーチングは野生イノシシの侵入防止にも有効であった。電気柵の維持管理に不可欠な草刈り作業を軽減できる被害防護柵として、電線下方の地面を外側に30cmの幅で帯状に被覆した改良柵aにより、草刈作業時間を3.06時間/10a軽減できた。

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