次世代「大和肉鶏」造成試験(2) : 雌系種鶏(一代雑種)の作成(1)

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  • ジセダイ 「 ヤマト ニクケイ 」 ゾウセイ シケン(2)メスケイシュ ケイ(イチダイ ザッシュ)ノ サクセイ(1)

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抄録

大和肉鶏の生産性向上と危機管理における課題解決のため、次世代大和肉鶏の造成を計画。大和肉鶏の特徴でもある三元交配を維持するため、雌系種鶏となる一代雑種作成の交配候補としてロードアイランドレッド・横班プリマスロック(BPR)・名古屋種(NG)を用いた試験を実施。交配成績は、過体重が原因と推察される低い産卵率と劣悪なふ化成績となり、NG×BPRの1鶏群のみで試験。過体重の防止対策として制限給餌を実施、体重の抑制が図られ、F1群と同等の産卵率が得られたが、産卵の持続性について検討する必要。産卵開始後も試験群の体重は増加し、導入した原種鶏候補鶏種の非常に優れた増体能力は、交配した試験鶏群にもその資質が受け継がれていた。過体重の予防に制限給餌は有効であり、種鶏の能力を効率よく活用できる給与方法と飼料内容の検討が求められる。

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