管理状態の異なるモウソウ竹林の地表流と浸透能の観測
説明
放置拡大しているモウソウチク林の水土保全機能について、管理状況が水土保全へ与える影響を明らかにするため、金沢市坪野町の竹林において、降雨時に発生する地表流量の観測と人工降雨装置を使った最大浸透能の測定を行った。測定を行った竹林は、同一斜面に間伐区、放置区、スギ林に竹が侵入した侵入区である。計測の結果、地表流の発生量は連続降雨量と正の相関が見られた。最大浸透能は間伐区>侵入区>放置区となった。また、林床には腐った桿や止まり竹の子由来の無数の穴があり、これらが地表流や浸透に及ぼす可能性が示唆されたが、どの程度影響しているかはわからなかった。
収録刊行物
-
- 石川県農林総合研究センター林業試験場研究報告
-
石川県農林総合研究センター林業試験場研究報告 (49), 13-19, 2018-03
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1050564288724630528
-
- ISSN
- 03888150
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- journal article
-
- データソース種別
-
- IRDB