Bibliographic Information
- Other Title
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- 衣の系譜に関する研究 : (第3報)腰巻の系譜について
- コロモ ノ ケイフ ニ カンスル ケン
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P(論文)
"腰巻は褌と並んで衣の厚点であり,ある時代には裳として表着に,また褶(ひらみ)・湯巻として労働着に,あるいは肌着に,またある時代には脚布(きゃふ)や蹴出(けだ)しとして女の服飾に色彩を添え,下半身を被う必要不可欠な「衣」として人間の欲求の多様化と共に分化してきた.また,労働着としては漁・山村あるいは地底でも炭坑婦に用いられ,厳しい労働に従事し,家族の為に身を粉にして働く女達の精神を支え,見守ってきたのである.この腰巻は昭和の中頃まで,あるいは地域的には現在でもなお仕事着として用いられ,和服着用時の裾よけとしても用いられている.人間の文化は原点に戻りながら循環を繰り返してきたが,そこには絶えず新しい価値と機能性が加えられ,時代と共に脈動しながら発展してきた.今日まで何千年もの間その形態を保ち続け,着用され続けてきた腰巻は,労働文化の荷ない手として堂々と主張すべき貴重な文化財であり,人間の進歩,発展と共に分化し,育成をみてきた生活と文化の尊い資産なのである."
Journal
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- Journal of the Nagoya Women's College
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Journal of the Nagoya Women's College 32 1-8, 1986-03-01
名古屋 : 名古屋女子大学
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1050564288733197696
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- NII Article ID
- 110000954567
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- NII Book ID
- AN00179986
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- ISSN
- 02867397
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- NDL BIB ID
- 2771461
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- departmental bulletin paper
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- Data Source
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles