大学生の友達意識に関する縦断的研究 : 中学生時代との比較

書誌事項

タイトル別名
  • Friendship Awareness : Comparison with their Junior High School Day Longitudinal Study on College Students’s
  • ダイガクセイ ノ トモダチ イシキ ニ カンスル ジュウダンテキ ケンキュウ : チュウガクセイ ジダイ ト ノ ヒカク

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説明

本研究は,2006年時に中学生であり6年を経て2013年時に大学2年生(8割が20歳)となった学生の友達意識を質的に比較検討すること,また良好な関係性構築における要件の変容に示唆を得ることを目的とする。なお,調査対象は全く同一というわけではない。しかし,両者ともに比較に耐え得る数の調査協力者数を得ていると考え本研究を行った。本研究の結果,大学生の友達意識は中学生期と比べ,①若干ではあるが支えになってくれる存在を志向していること,②友人関係での悩みは減少し内容も分散していること,③広く浅くの付き合いから狭く深くの関係を結ぶ傾向があること,④友達形成に際し,他者の暗く内気な性格は必ずしもネガティブに機能しないこと,換言すれば外面の明るさよりも内面的なふれあいを志向する傾向が高まっていること,が示唆された。

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