技術科教育における創造性の育成に関する基礎的研究 ―「ものづくり」における複数題材を用いた創造性の育成について―

書誌事項

タイトル別名
  • ギジュツカ キョウイク ニ オケル ソウゾウセイ ノ イクセイ ニ カンスル キソテキ ケンキュウ モノヅクリ ニ オケル フクスウ ダイザイ オ モチイタ ソウゾウセイ ノ イクセイ ニ ツイテ
  • Study on the Fostering of Creativity in Technology Education ― Consideration on the Fostering of Creativity by Using Two Materials in "Manufacturing" ―

この論文をさがす

抄録

type:text

本研究は,中学校技術科教育における創造性の育成のあり方を複数題材を用いた製作実習を中心とした学習との関連で究明することを目的として,「金属加工」領域の一学習を例にとり,創造性診断テストを実施して検討したものである。その結果,複数題材を用いた「金属加工」領域の製作実習を中心とする学習によって,創造性の3構造の創造的思考,創造的技能そして創造的態度は育成され,特に創造的技能は第1題材と第2題材の一連の学習によって伸びることが分かった。創造性に関わる構成要素の最終的な値は,問題認識,記憶,自己評価,観察力そして開放性が高いこと,さらに,題材別に構成要素の伸びをみてみると,第1題材,第2題材それぞれに効果がみられるもの,第1題材,第2題材ともに効果がみられるもの,第1題材では効果がみられるが第2題材では第1題材ほどの効果はみられないものの3群に分けることができることが明らかとなった。

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ