書誌事項
- タイトル別名
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- Kizuna: Instrument of Inclusion/Exclusion
- 「 キズナ 」 ニ ナイホウ サレル ホウセツセイ ト ハイジョセイ
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抄録
2011年3月11日。宮城県牡鹿半島の東南東130kmの海底を震源とする、マグニチュード9.0の東北地方太平洋沖地震が発生した。震災後、「絆」という言葉がメディアに溢れ、東北の人々が助け合い、懸命に生きる姿がテレビで連日放映された。私たちは、この大惨事を、日本全体を覆う共通の問題として捉えなくてはならなかった。そのために私たちは、この「絆」のもと、被災者と連帯し、被災者/非被災者の区別を超えて、統一的に行動していくという姿勢を取った。しかし、「絆」は人と人とのつながりを築くという意味で「包摂」を実現していくものであると同時に、その包摂に入らない人、入れない人を作り出す。現に、震災時には、そのような排除の圧力がしばしば見られた。本稿は、震災後に日本社会に蔓延した絆について考察し、そのことから、包摂性と排除性という絆の両義性を明らかにする。
収録刊行物
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- 東京情報大学研究論集
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東京情報大学研究論集 22 (2), 55-66, 2019-03-01
東京情報大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050564288798782592
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- NII論文ID
- 120006590944
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- NII書誌ID
- AA11155514
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- ISSN
- 13432001
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- NDL書誌ID
- 029656625
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles