結核・抗酸菌症教育はいかにすべきか,いかにあるべきか : 看護師教育への提言

書誌事項

タイトル別名
  • ケッカク ・ コウサンキンショウ キョウイク ワ イカニ スベキ カ,イカニ アル ベキ カ : カンゴシ キョウイク エ ノ テイゲン
  • How hospital administrators, nurse managers and nurses give the postgraduate education in terms of tuberculosis / acid-fast bacterial infection for nurses who are engaged in the corresponding medical workplaces : Proposal to nurse education

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説明

本研究は病院管理者である病院長と看護部長及び日常看護ケアに従事している看護師を対象に結核・抗酸菌感染症卒後教育の現状と学習ニーズを把握することを目的とした。結果、限られた人材と時間について回答者全員が現状では不十分と感じていた。病院長側は抗酸菌症に関する講義時間不足と抗酸菌症ケアに必要な機器や防護用具の購入予算の限界等を認識し、基礎的な研修会開催数増加を重要視していた。また看護部長・看護師側からは呼吸器感染症・抗酸菌症に経験のある講師の不足と研修機会の少なさを痛切に感じていた。看護部の講義内容は診断から検査、感染予防までの基本的な知識や技術を重視していた。また、日本結核病学会認定の抗酸菌症エキスパートナース資格者の活躍が期待される。今後は必要とする領域に勤務する看護職への集中的な講師人材派遣研修機会の増加及び抗酸菌症に強い医療職の養成が急務であり、抗酸菌症のエキスパート制度は、大変意義があると考える。

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