木造住宅部材の含水率分布に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • The Moisture Content Gradient of Wooden House Members
  • モクゾウ ジュウタク ブザイ ノ ガンスイリツ ブンプ ニ カンスル ケンキュウ

この論文をさがす

抄録

築4年を経過した木造住宅部材の含水率を調査した。床下に敷設した木炭の調湿効果によって,床束の含水率は15~18%であった。一方,防湿未処理の床下での床束の含水率は,17~20%を示した。特に,北側の床束には生物劣化の可能性のある含水率24%を示した。鉛直方向にみた通柱の含水率分布は,小屋組材から1階の床組材にかけてゆるやかに上昇し,10~18%の範囲で推移した。方位別にみた住宅部材の含水率は,北側の1階床組材に高い含水率を示した。

収録刊行物

詳細情報

問題の指摘

ページトップへ