シャトルランにおける目標志向性と自己効力感の影響

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  • Influence of Goal Orientation and Self-Efficacy in Shuttle Running

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スポーツや運動において,能力に関する構成概念は,参加,継続,離脱の中核的な要因であると考えられている。 達成目標理論(Nicholls,1989) では,有能さの捉え方に着目し,その個人差としての目標志向性と認知,感情,行動の関連が検討されてきた。 しかしながら,ほとんどの研究では,質問紙で測定された自己報告による心理的指標への影響が検討されていた。 そこで本研究では,20mシャトルランテストのパフォーマンスを行動指標として,目標志向性と自己効力感の影響を検討した。 その結果,シャトルランのパフォーマンスについては,目標志向性の種類に関係なく,自己効力感が高いほど,パフォーマンスが高いことが示された。 また,努力意図及び諦め意図については,自我志向性の方が課題志向性よりも,努力意図が低く諦め意図が高いこと,さらに,自我志向性で自己効力感が低い場合には,諦め意図が特に高いことが示された。

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