大正・昭和前期の拓殖大学における心理学教育に関する史的研究

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タイトル別名
  • Historical Research on Psychology Education at Takushoku University in Taisho and early Showa period
  • タイショウ ・ ショウワ ゼンキ ノ タクショク ダイガク ニ オケル シンリガク キョウイク ニ カンスル シテキ ケンキュウ

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抄録

1900(明治33)年,台湾協会学校として誕生した拓殖大学は,数度にわたる校名変更を重ね現在に至っている。なかでも,本学史的資料において心理学教育に関する科目名称が確認できるのは,1922(大正11)年に遡る。この時期本学は,大学令による東洋協会大学の設置が認可された年であり,建学後22年目にあたる。以来,心理学部を有さない大学ではあるが,脈々とその教授活動が進められてきたことが窺い知れるが,ここに焦点を当てた研究及び資料は存在しない。 本稿の目的は,本学における心理学教育について,上述の1922(大正11)年から1949(昭和24)年の新制紅陵大学移行までを対象期間として,心理学における世界的潮流と本邦における心理学の発展過程を明らかにすると共に,本学の建学の精神及び独自の歴史の流れの中にあってその教育を担った教員を明らかにし,業績や研究内容を探究し,結果として一つの学統として本学自校史に確立することを意図した史的研究である。

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