民主化の「第3の波」のその後の民主主義の安定と経済発展 : 交差相関による時系列分析
書誌事項
- タイトル別名
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- ミンシュカ ノ ダイ3 ノ ナミ ノ ソノゴ ノ ミンシュ シュギ ノ アンテイ ト ケイザイ ハッテン コウサ ソウカン ニ ヨル ジケイレツ ブンセキ
- Post- ‘Third Wave’ of Democratization and the Effect of Economic Development on Stability of Democracy : A Time-Series Analysis
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説明
本研究は、ハンチントンの民主化の「第3の波」諸国のその後の変遷と、それらの国々の民主化と経済発展の関係を分析する。多くの国々が安定した民主国家にたどり着いてはいるが、部分的なものにとどまっていたり、非民主国に陥った国も見られる。安定した民主主義には経済発展の達成が決定的に重要である。それを確かめるために、時系列分析の1手法である交差相関の手法を用いて、経済発展と民主主義の関係を検証した。その関係の多くは同時的な正の影響であり、安定した民主化がなされるためには、ある水準以上の経済発展の程度が必要である。そうでない場合、民主体制は不安定になる。また、経済発展はその水準により、民主主義との関係を強めたり弱めたりする。その関係は逆U型になっており、経済発展の初期の段階では、その関係は弱いままである。
収録刊行物
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- 人文学報. 社会福祉学
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人文学報. 社会福祉学 (20), 45-64, 2004-03-25
東京都立大学人文学部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050564288861938944
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- NII論文ID
- 110004865709
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- NII書誌ID
- AN10183786
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- ISSN
- 03868729
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- HANDLE
- 10748/5849
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- NDL書誌ID
- 6974849
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
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