環境変動が生物に与える影響を理解するための新しい生態学的実験の開発 : 水条件の時間的不均質性が植物の生長に与える影響

書誌事項

タイトル別名
  • カンキョウ ヘンドウ ガ セイブツ ニ アタエル エイキョウ オ リカイ スル タメ ノ アタラシイ セイタイガクテキ ジッケン ノ カイハツ : ミズ ジョウケン ノ ジカンテキ フキンシツセイ ガ ショクブツ ノ セイチョウ ニ アタエル エイキョウ
  • Kankyo hendo ga seibutsu ni ataeru eikyo o rikai suru tame no atarashii seitaigakuteki jikken no kaihatsu : mizu joken no jikanteki fukinshitsusei ga shokubutsu no seicho ni ataeru eikyo
  • Development of a new student experiment program to understand the impacts of environmental change on organisms : the effects of temporal heterogeneous water condition on plant grows

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抄録

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慶應義塾大学日吉キャンパス特色GP「文系学生への実験を重視した自然科学教育」の事業III「新しい実験テーマの開発と実験マニュアルの整備」(生物学)の継続事業として新たな学生実験テーマの開発を行った。話題としての新規性に着目し, 「降水パターンの変動が植物個体の生長や生存に与える影響」を題材とした。具体的には, 総量は等しいが1回の給水量と給水頻度が異なる2つの条件下(少量・高頻度給水, 多量・低頻度給水)で植物を栽培し, 地上部・地下部の生長量を比較する実験を開発した。開発後, 学生対象の試行実験とアンケートを実施した。仮説検証のプロセスや結果を導いた後の考察に重点を置いた実験の進め方は, 学生にとって好印象であり実験内容についての理解度は高いと考えられた。一方で, より高い教育効果を得るためには実験計画の改良が必要であることが示唆され, 試行実験と追実験の結果に基づき, 具体的な改良案についても議論した。

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