功利主義の現代的再解釈 : Neo-Utilitarianismの可能性と課題

書誌事項

タイトル別名
  • コウリ シュギ ノ ゲンダイテキ サイカイシャク : Neo-Utilitarianism ノ カノウセイ ト カダイ
  • Kori shugi no gendaiteki saikaishaku : Neo-Utilitarianism no kanosei to kadai
  • Contemporary reconstruction of Utilitarianism : potentiality and issues of Neo-Utilitarianism

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説明

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功利主義は18世紀にイギリスで生まれた倫理思想であり, 「最大多数の最大幸福」をその規範原理としてきた。本論文ではこの規範倫理学説を現代の視点から再解釈する。まず, 古典的な功利主義の要約とその問題点を跡づけた後, この原則には空間─時間の理論枠の導入が欠けていることを指摘し, さらに現代的な観点から功利計算問題へのビッグデータ技術からの貢献の可能性が論じられる。さらに最大幸福の概念についても, 昨今の幸福研究の成果をふまえた指標化の試みを紹介しながら, 総合的な再定義の可能性と課題が論じられる。

今口忠政教授退任記念号#論文

収録刊行物

  • 三田商学研究

    三田商学研究 56 (6), 53-63, 2014-02

    慶應義塾大学出版会

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