クラミドモナス
書誌事項
- タイトル別名
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- Resources and culture of the green algae Chlamydomonas reinhardtii
説明
緑藻クラミドモナス(和名,コナミドリムシ)は最も単純な細胞構造を持つ真核光合成生物であることから,古くから光合成研究に用いられてきた.2007年秋,日米欧の研究者の協力によってJGI(http://genome.jgi-psf.org/)から雌株ゲノムのドラフト配列が公開された.細胞の形質転換法の確立やレポーター遺伝子の整備も進み,高等植物(シロイヌナズナ)と原核光合成微生物(シアノバクテリア)との間の橋渡しをするモデル生物として利用されている.光合成を行ない鞭毛によって泳ぎ回るこのユニークな単細胞性の緑藻(鞭毛虫)には,太古の原始細胞が植物細胞や動物細胞に分岐した進化のヒントが秘められている.ここでは,クラミドモナスの特徴について概説するとともに,クラミドモナス実験室株の入手法や培養法について述べる.
収録刊行物
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- 低温科学
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低温科学 67 17-21, 2009-03-31
北海道大学低温科学研究所
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050564288954478976
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- HANDLE
- 2115/39085
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- ISSN
- 18807593
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB