大学校舎における学びと知識・情報のネットワーク : 北海道大学留学生センターの設計理念

HANDLE Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Learning, knowledge/information networks, and university buildings : The design philosophy of the International Student Center building
  • ダイガク コウシャ ニ オケル マナビ ト チシキ ジョウホウ ノ ネットワーク ホッカイドウ ダイガク リュウガクセイ センター ノ セッケイ リネン

この論文をさがす

抄録

北海道大学留学生センターの校舎は、1994年の竣工以来、北海道大学に在籍する外国人学生や研究者の日本語学習や修学生活支援の舞台となってきたが、2010年7月の学内組織改編で留学生センターが「国際本部」に組み入れられたことに伴い、2011年4月より工学部Q棟に移転することとなった。本稿では、過去16年にわたり、北大の外国人コミュニティーに多大の貢献をしてきた同校舎について、建設当時の資料等をもとに、その設計理念や建物と学びの関係を検討する。具体的には、センター建物の中央に配置された吹き抜けラウンジ、階段、個室の開口部等の開放的な平面プランが内部の「見通しの良さ」を生み出し、利用者が建物内のインフォーマル、フォーマルな知識、情報、活動のネットワークに自らを位置づけることが可能になっていたことを示す。

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ