音響と画像の信号処理に関するクロスオーバー学習教材の制作

書誌事項

タイトル別名
  • Development of Software Tools for Cross-over Learning on Acoustic and Image Signal Processing
  • オンキョウ ト ガゾウ ノ シンゴウ ショリ ニ カンスル クロスオーバー ガクシュウ キョウザイ ノ セイサク

この論文をさがす

抄録

研究ノート

これまで映画・放送事業者でないと制作・編集や配信に携わることが困難であった映像メディアに対し、誰しもがスマートフォンだけで手軽に扱える時代になった。このように身近になった映像メディアを理解するため、基盤となる音響と画像の信号処理を学習することは重要である。音響は1次元の時間次元に定義され、画像は2次元の空間次元に定義された媒体で、ヒトが認識する感覚系も聴覚と視覚で異なっており、音響と画像は互いに交わる要素が無い。しかし、信号処理という観点では殆ど共通の技術を適用でき、音響または画像に固有な技術を見出す方が寧ろ難しい。即ち、音響または画像の信号処理のいずれか一方を学習すれば、他方は学習しなくても類推できてしまう。あるいは、音響または画像の信号処理のいずれかの学習で躓いた項目があれば、他方の対応する項目の学習で補習できる、いわばクロスオーバー学習を実現できる。本稿では、筆者が制作してきたWindows パソコン版の音響と画像の信号処理アプリケーションソフトについて述べる。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ