健康増進プログラムの展開と指導者の育成 : 地域の連携による実践的教育で学ぶ魅力ある指導法(2.現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP),第2部 大学教育改革の支援に関する申請について)

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抄録

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この取組は、中高齢者の「健康づくり」を増進させたいという地域社会のニーズと、その指導者を育成しようとする大学の教育的ニーズとを結び付けるものである。大学では、「健康づくり」を推進できる指導者は「地域社会のフィールドで、生身の人間を対象とした実習」に係わる、実践教育の中でこそ育成できると考えている。一方、少子高齢化が進む地域社会では、年金問題と並び中高齢者の福祉の充実や医療費の負担増にいかに対処するか、大きな経済的課題を抱えている。その対策として注目を集めているのが「治療」から「予防」への医療シフトである。例えばインターバル速歩という身近な運動で、生活習慣病の危険因子が除去でき、加齢により低下する体力維持に効用があることは、医学的根拠に基づいて示されている。地域との連携により互恵の精神で、協力しながら「健康づくり」の指導者を育成し、結果として元気で活力ある地域社会の創出を期している。

収録刊行物

  • 地域総合研究

    地域総合研究 7 125-141, 2007-06

    松商学園短期大学総合研究所

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