手術により良好なQOLが得られた小腸膀胱瘻を伴うCrohn病の1例

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タイトル別名
  • ショウレイ ホウコク シュジュツ ニ ヨリ リョウコウ ナ QOL ガ エラレタ ショウチョウ ボウコウロウ オ トモナウ Crohnビョウ ノ 1レイ
  • A case of Crohn's Disease Complicated with Urinary Tract Fistulas which Received Good Quality of Life After Surgery

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抄録

症例は29歳女性.腹痛で発症.6年後小腸造影によりクローン病(小腸型)と診断された。回腸膀胱瘻を合併しており,先ず保存的治療を施行.しかし,膀胱炎が再燃を繰り返し膀胱瘻を閉鎖に導くことは困難であったため最終的に手術を施行した.手術後は再発なく経過良好である.本症例の経験から,QOLの面からみて保存的治療に速やかに反応しない膀胱瘻に対しては,外科治療の選択肢も早期より念頭に置くべきではないかと考えられた.

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