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- タイトル別名
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- ジキ キョウメイ エイゾウホウ ニ オケル ダンネツ パルス ノ セイタイ オウヨウ
- Biological Applications of Adiabatic Pulses on Magnetic Resonance Imaging
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抄録
MRI装置の高磁場化による信号強度の増加は, MRI撮像にとって大きな利点となるが, 一方で, 高磁場化に伴いRF送信パワーが増加する. 加えて, マウスのような小動物の高空間分解能イメージングでは, 信号源となるボクセルのサイズが減少するため, 高いシグナルノイズ比を得るには, 依然として効率的な信号受信が必要となる. 高磁場測定におけるサーフェスコイルの利用は,その高いRF送信効率と優れた信号受信感度から, これらの問題を解決するために有効な方法となる. しかしながら, サーフェスコイルを送信コイルとして用いた場合, RF磁場が空間的に不均一となり, RF波のパフォーマンスが低下する. この不均一なRF磁場の影響は, フリップ角の大きなRF波に顕著であるため, 180度パルスを用いるT_1定量においては, 特に深刻な問題となる. 本研究では, 断熱パルスによりRF磁場不均一の影響を最小限に抑えることで, サーフェスコイル送受信による高磁場高速T_1定量法 time-optimized partial inversion recovery (TOPIR) の開発を行った. 一般に, T_1測定では, 撮像に長い時間を要することが大きな問題となるが, TOPIRでは, 緩和曲線のダイナミックレンジを確保しながら, 縦磁化緩和の待ち時間を解析的に最小化することで, 十分なT_1測定精度を維持しつつ, 最短時間での高速撮像を実現した. ファントム測定により測定精度の評価を行ったところ, TOPIRによるT_1測定の誤差は, IRと比べて4.0%以下に収まっており, TOPIRの妥当性が確認された. マウス脳測定においても, 20~36秒の撮像時間で, IRと遜色ないT_1定量を行うことが可能であった. 以上より, TOPIRは, サーフェスコイルを用いた動物実験において, 有用な高速T_1定量法である.
収録刊行物
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- 新潟医学会雑誌
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新潟医学会雑誌 124 (6), 318-327, 2010-06
新潟医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050564289195657088
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- NII論文ID
- 120006747958
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- NII書誌ID
- AN00182415
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- ISSN
- 00290440
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- HANDLE
- 10191/28769
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- NDL書誌ID
- 10891443
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
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