書誌事項
- タイトル別名
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- ニホン シャカイ ト アベノミクス ノ キンユウ セイサク
- Japanese Society and the Monetary Policy of Abenomics
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説明
アベノミクスの金融政策によりわが国はデフレを脱却しつつあり、物価は徐々に上昇し、円高と呼ばれる状況はなくなった。デフレの原因については様々な論争があるがインフレ目標を設定した大胆な金融緩和政策が物価の上昇と雇用情勢、企業利益等に効果があった点からはデフレは短期的にも基本的には貨幣的現象であるが、賃金が上がりにくく、インフレ目標が未達の点からは金融市場と労働市場等の制度的問題と言える。労働市場が流動性の高い市場に変化すれば賃金は上昇しやすくなるが、かつての日本的経営を支えた株式持合いの解消、株主の声の復活を踏まえて、新しい企業経営、雇用制度、公的保障等の総合的な見直しと再構築が求められている。
収録刊行物
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- 松本大学研究紀要
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松本大学研究紀要 17 1-32, 2019-03-08
学校法人松商学園松本大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050564289219772160
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- NII論文ID
- 120006629566
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- NII書誌ID
- AA11824385
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- ISSN
- 13480618
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- NDL書誌ID
- 029601728
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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