Evaluation of the effectiveness of a simple method of detecting the Alizarin complexone (ALC) mark attached to Ayu at the eyed-egg stage

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  • アユ発眼卵に装着したALC標識の有効性と簡易検出法
  • アユハツガンラン ニ ソウチャク シタ ALC ヒョウシキ ノ ユウコウセイ ト カンイ ケンシュツホウ

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Abstract

発眼期の耳石にALC標識を装着したアユを約1年飼育し,標識の有効性の評価と標識の簡易な検出法を検討した。ALC標識の装着は,その後の生残と成長に影響を与えなかった。飼育魚の一部には礫石や扁平石の欠損及び扁平石の形状異常が認められ,扁平石におけるALC標識率は100%とならなかった。ただし,扁平石が正常であれば336日齢(標準体長174mm)であっても標識が保持され,かつ研磨などの事前処理なしに標識の検出が可能であった。また,標準体長40mmまでは耳石を摘出することなく外部からの標識の検出が可能であった。本研究の成果は,海産系アユの放流効果の検証や沿岸域での仔稚魚の生態調査への適用が期待できる。

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